天孫降臨伝説の地

GRゼミでお世話になったユーティーさん(吉田雄人さん、前 横須賀市長)が産業官民連携推進官を務める、宮崎県の高原町(たかはるちょう)に先日伺いました。
羽田から1時間ちょっとのフライト。普段車か電車、地方に行く時も新幹線移動の自分は、搭乗手続きのアップデートに全く追いついておらず、こんなに早く簡単に鹿児島空港まで行けるなんて知らなかった。JALやるじゃん!
空港到着後は40分程車移動。狭野神社で昇殿参拝後、高原町役場へ。ユーティーさんのご紹介で高妻経信町長を表敬訪問。
今回の視察の目的は、地方の”空き家”を見に行くため。
今日(令和5年1月23日)召集される通常国会では、国土交通省が空家対策特別措置法の改正法案を提出する見通しで、改正されると「管理不全空き家」という概念が新設予定。
現在でも「特定空き家」に指定されると、倒壊や屋根の落下などの恐れがある空き家の所有者に対し、指導・勧告しても従わなければ、最悪の場合行政代執行で解体することも可能。
…が、その場合、地方自治体が解体費用を先払いしなければならないため、予算がつかないと×、ボロボロの空き家になるくらいなので所有者の特定困難もしくは経済苦で費用回収見込み立たずということで、特定空き家に指定される空き家の数がそもそも少ない様子。
最近だと、茨城県土浦市の特定空き家が略式代執行で空き家を解体、というニュースがあったが、肩代わりした解体費用は230万円。何十、何百軒も肩代わりしたら、まあ辛いわなという印象。
そこで、改正法案の「管理不全空き家」が新設されると、より早い段階で広範に対策を促すため、窓が割れていたり雑草が生い茂っていたりする空き家の所有者に対し指導・勧告、そして税の優遇措置を解除出来るそうな。
この税優遇、一軒家が建っている住宅用地は、固定資産税が敷地200㎡まで6分の1に軽減、都市計画税も敷地200㎡まで3分の1に軽減(都市計画税は地方だとかからない場合もある)される有難い制度なのだが、この優遇措置が解除されると一発で税金が跳ね上がる。
単純に6倍という訳ではないが、経験上ざっくり4倍程度にはなる。たとえ地方と言えども、市街地内の宅地であれば数万はかかるだろうから、それが突然4倍になったら心がザラっとするのではなかろうか。
更に、2024年を目処に、地方自治体が空き家所有者を特定するための戸籍謄本取得を簡素化する法案も出てくる見通しで、ここにオマケの相続登記義務化のウルトラCが加わると、いよいよ空き家対策待ったなし。
一方で、東京から地方移住の支援金が来年度から増額予定、インバウンド需要による民泊の勢いも戻ってくることを踏まえると、商機は「東京の外にある空き家」や!
という仮説に至ったのでありました。
高原町の一番良いところは「水がとにかく美味い」。
旅の途中に車を止めてもらい湧水を飲んだが、細胞が喜ぶのか、本当に美味しかった。水が良いからなのか、鯉のあらいも臭みがなくて美味しく、米も美味い。
泊まった湯之元温泉では、サウナ→冷たい高濃度炭酸泉で整った後、黒霧でも赤霧でもない宮崎限定の霧島をお湯割りで頂き優勝(爆睡)🏆
また、車ですぐ行ける場所に神社がいくつもあり、1泊2日の弾丸旅程で神社巡り出来る点も広瀬ポイントが高い。
狭野神社:幼名の狭野尊(サノノミコト)=初代天皇の神武天皇が主祭神。
皇子原神社:産場石(うべし)という石が目立たないところにあるのだが、この石の近くで神武天皇が御生誕されたそうな。物凄い場所だと思うのだが、随分と寂しい感じだったw
霧島東神社: 伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)が主祭神。天孫降臨伝説の天の逆鉾が社宝。
霞神社:他の神社に比べ注目されていない感じがあるが、実は映えスポットなのではないかと一人勝手に期待している。境内まで行く途中のお店に西郷隆盛の肖像画が売っている点がアツい。
霧島神宮:天照大神の孫である、天孫降臨伝説の立役者「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」が主祭神。ここで西郷隆盛せんべいと、東京には売っていないヨーグルッペを購入。
コンクリートジャングルを抜け出した2日間。
ユーティーさん、地域商社ツナガルたかはるの皆様、本当にありがとうございました🙇‍♂️✨
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