その1からのつづき。
で、まずは3LDKの賃貸物件を見に行くことに。
僕は不動産屋なので水曜休み、
案内してくれる不動産屋も当然水曜休み、
全然予定合わないやん、ということで、
「夕方まで物件案内に行ってきます」と
上司と同僚に伝えたうえで外出し
平日の昼間に物件をいくつか見に行きました。
※これも仕事だと、強く念じながら
本八幡周辺で、当時住んでいたアパートと
同水準の家賃9~10万円で、
3LDKの物件がそもそもほとんど無く
案内されたのは2物件でした。
1件目:賃貸用のRC造1棟マンション。
古い、安っぽい、ダサいの三拍子に加え
オートロックなしの自主管理。
そして最寄駅までバスか、
チャリで山を一つ越えるという立地。
即却下。
2件目:妻の実家近くのアパート
間取りは3LDKで最低条件クリア、
ただ古い割に高いかなぁという
印象を受けこちらも却下。
自分達でもネットで散々調べた結果、
求めている3LDKの賃貸物件は
あっても家賃15万円前後はする為
10万円以内では「ない」と悟る。
賃貸コースを諦め
妻の実家近くで中古マンションを購入し
リフォームしようという案を検討することに。
実家近くに昭和60年代のパークホームシリーズの
マンションが1棟あり、パッと見の管理状況はグッド、
エントランスもなかなか。
値段も手ごろで1,000万円台中盤、
リフォームと諸費用も考慮した総額で
2,000万円いくかいかないかぐらい。
これなら、生活していける!!
ただ、1点すごく気になることが。
部屋の所在階にエレベーターが止まらない。
このマンションは全ての階に
エレベーターが止まらず、
部屋に行く場合は
階段を1階上るか
階段を2階下るかを
しないとならない所在階でした。
米
段ボール買いしたミネラルウォーター
遊び疲れて寝た二人の子供の抱っこ
ベビーカー
…
何回も往復するのは面倒だし
一度に持って階段上り下りしたら…
腰が…との不安がよぎる。
何より不安だったのが
泥酔してマンションまで
帰ってきた自分が
家にたどり着けない
のではないか、という不安。
階段から転落し、
とても残念なかたちで昇天するのは
到底承服できませんでした。
そうこうしているうちに、
他から申込が入り却下。
結果的によかった。
転落リスクを未然に防げました。
春先から探し始め
いつの間にかGWに突入。
妻が先日見つけた
新築マンションを
義父・義母と一緒に
みんなで見に行こう
ということになりました。
不動産屋が新築!?
そんなバカな!!
というほどに
「新築プレミアム」を小馬鹿に
していた自分としては
新築マンションを買うことは
選択肢に全くありませんでした。
だって1回でも誰かが住めば
「中古」になるんですよ!?
中古になれば一瞬にして
エグいほどに市場価値が
下がるんです。
普段、価格査定をする側の
人間なので、
新築?そんなんありえへんと。
テンション低空飛行のまま
とりあえず一緒に見に行きました。
本八幡南口歩いて8分のマンション。
率直な感想として、高っ!と感じ撃沈。
60㎡台の3LDKで4,000万円オーバーの
価格設定、立地もそんなによくない為
全員一致で見送り。
みんなでご飯行って本日終了の雰囲気に。
※結構前の話なので、今だと割安かも。
そんな中、
今朝の新聞に入っていた新築マンションを
この後ついでに見に行ってみない?
と義母より提案。
そのマンションの場所は
今まで住んでいた本八幡でも
妻の実家の近くでもない
「北総線」
の駅近くでした。
定期代が高すぎるとして
学生に訴えられたことで
巷で有名な高級私鉄、北総線。
そんな沿線のマンションを
買うなんて…と思いつつ、
「武くんの好きなパン屋のすぐ近く」
という義母からの追加情報が。
それならパン屋に行きがてら
行きましょうかということに。
※この時点では単純にパンを
食べたかっただけだった。
ちなみに、以前からそのパン屋には
よく通っていたのですが、
パンにしか興味が無くて
周辺の街並はほとんど
見たことがありませんでした。
そのため、モデルルームに行く前に
周辺環境を把握する為
マンション建設予定地へ。
…良い!
北総線といえども駅徒歩5分かからない距離。
だけども閑静な住宅街、平坦な道のり
南傾斜の高台で前方に高層建物や遮蔽物なし
陽当たりも良さそうだし眺望も良さそう
ここまでくれば津波もさすがに来ないだろうし
川が近くにないから浸水もなさそう
区画整理地内で街路すっきり
片側1車線ずつの車道に
両側にインターロッキング舗装の歩道と
しっかり手入れされた植栽がずらりと並ぶ
街全体がなんだかとても綺麗だ…
そしてなによりパン屋が近い!
と、いうことで一番乗り気でなかった僕が
鼻息を荒くしモデルルームに乗り込み
初めて行ったその日のうちに
このマンションの契約を決めてしまいました。
申込から契約までについては
普段やっていることを
自分バージョンで淡々と
こなすだけなので
最短最速で書類準備と
住宅ローンの事前承認をとりつけ
あっという間に契約手続きが終了。
26歳の春。
さて、ここからやっと本題に入るわけですが、
購入における資金計画のことで
家族会議になりました。
誰が、
いくらお金を出すか、
誰の名義で買うか、
借りるなら誰がお金を借りるか
いくら借りるか
この「お金」に関する動きが
賃貸と売買、どちらが得かを
決めるうえで
大きなポイントになると
実体験として感じました。
つづく