相続登記を自分でしてみた

※結構昔に行った登記です。


司法書士にお願いすれば

すぐに終わる作業であるが、

めったにやる機会がないことと、

(むしろ最初で最後であって欲しい)

仕事上においては、よく遭遇することなので

じゃあ自分でやったらどんなもんだべや

ということで週1休みの貴重な水曜を、

2週にわたり役所と法務局に捧げることになる。


以下、個人情報をノートで隠しながら

必要書類等をご紹介。

※ちなみに「法定相続分」通りに

登記するパターンです。


1、申請書

1ページ目

内容ほとんど見せれない笑

書式は東京法務局のHPから

一太郎もしくはワード形式で

簡単にダウンロード可。

おおまかな部分は

既に打ち込まれているので

(別紙)や(注)を消して

各内容を入力すれば作成可能。

申請書の例も細かく書いているので

普段登記に関わらない人でも

なんとなく理解できるレベルだと考察。


但し、所々やはり分からない点も

出てくる為、東京法務局登記相談センター的な

ところに電話相談しつつ疑問点をクリア。

(法務局に電話→番号選択→登記に関するご相談)

・登記の目的:所有権移転

・原因:○○年○○月○○日相続

(戸籍謄本に書いてある亡くなった人の死亡日)

・相続人:  被相続人○○○○(亡くなった人)

  住所 ○○○○○○○○○○○(住民票記載通り)
  持分○分の○  氏名○○○○ 印

  住所 ○○○○○○○○○○○(住民票記載通り)
  持分○分の○  氏名○○○○ 印

  住所 ○○○○○○○○○○○(住民票記載通り)
  持分○分の○  氏名○○○○ 印

・添付情報

登記原因証明情報 住所証明情報(後程説明)

・申請日

○○年○○月○○日申請 ○○法務局○○出張所or支局

・課税価格

金○○○円

※価格は固定資産評価証明書記載の価格

(役所で取れます。無駄に高い気がする

※今回の登記では土地が2筆、家屋が1棟の為

土地1+土地2+家屋=合計額の1,000円未満切捨

の、金額が課税価格になるそうだ。

・登録免許税

金○○○円

※上記課税価格に税率を乗じて算出する。

相続の場合は0.4%なので

課税価格×0.4%=算出した金額の100円未満を

切り捨てた金額が税額とのこと。

(申請書書式の説明文を要参照)


2ページ目

ほとんど見せれない笑

登記簿謄本を見ながら

簡単に入力できる。


3ページ目

内容無し笑

このページを収入印紙を貼る台紙に使う。

印紙は法務局に印紙売り場があるので

算出した税金分の現ナマを持参すれば

購入可。

で、水分を含んだスポンジが印紙売り場の横

とかどっかしらにあるので、印紙に水をつけて

台紙に貼る(それか舐める)。

以上、3枚をA4サイズで印刷して

左綴じにする(僕はホッチキスで止めただけ)。

左綴じした後、

1枚目と2枚目で契印。

2枚目と3枚目で契印。


2、相続人に関する書類

・戸籍謄本

・住民票

を用意する。

被相続人に関する書類と重複する場合は

別途用意しなくても良いらしい。

ということで妹の分の戸籍謄本はスルー。

ちなみに、僕の住民票と戸籍謄本は

少し前に取得したものなのだが

使えるか確認したところ、

相続発生後のもので・今現在の内容のものであれば

使用可とのことだった。ラッキー。

最近は住基カードがあればコンビニで

住民票取れる時代なので本当に助かります。

ありがとう、セブンイレブン。


3、被相続人(亡くなった人)に関する書類

これ、用意するの一番めんどくさいと思う。

そもそも何故今回自分で相続登記をやろうと思ったか

というと、

一つの役所で親の出生から死亡までの

戸籍と住民票の除票をたぶん取れるなー

と分かっていたから、である。

・戸籍謄本(除籍謄本)

=死亡したことが書いてある直近のもの。

=コンピューター移行後。

・改正原戸籍

=コンピューター移行前。

=僕の親の場合、親が入籍して

できた戸籍~上記に繋がる。

・改正原戸籍

=親が結婚する前の戸籍。

=つまり僕から見た、

じいちゃん・ばあちゃんが登場する戸籍。

=この戸籍に出生について書いてある。

=結婚したことでこの戸籍から抜ける(除籍)。

・除住民票

=死亡したことで抜けた住民票。


以上をまとめて登記申請窓口で

提出する。

素人が緊張して持ってきたのが

初々しく見えたのか、窓口のお姉さんは

少し笑っていた。

僕は緊張すると内股になる傾向があるので

おそらく相当内股だったのだろう。

クスッと笑われるのは慣れっ子だ。

登記完了日に関する委任状付の紙を

もらい終了。

権利証(登記識別情報)を受け取りの際に

この紙と身分証明書を持参してくれとのこと。


4、総括

戸籍を取るために

全国津々浦々いろんな役所に

書類を取りに行かないとならない場合、

正直しんどい。

郵送でも役所に申請できるが

小切手買って返信封筒を云々するのも

個人的には面倒な気がする。

それなら司法書士にお願いしたほうが

お金はかかるが楽ちんかつ確実。

感想としては、

ある程度普段から登記にふれている人で

戸籍なり住民票をすぐ集められるケースで

他の相続人との間で相続財産について

「もめていなければ」

自分で相続登記、有りだと思いました。


また、自分の今までのヒストリーを

改めて紐解く作業はなかなか面白い。

ひいばあちゃんの名前が「ふじ」さん

ということは覚えていたのですが、

「ふじ」さんではなくて

「ふぢ」さん

だったことを今更になって

初めて知る、という発見もあった。

あくまで自己責任ですが、

好奇心旺盛な方は

トライする価値あるかもしれません。

おわり

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