不動産一括査定おすすめサイト10選と高く売るコツや注意点を解説！

不動産の売却を考えている方には「不動産一括査定サイト」がおすすめです。

一括査定サイトでは複数社に一括で査定依頼ができます。

各社でそれぞれ特徴があり、ご自身のニーズにあった一括査定サイトの選択が必要です。

この記事では一括査定サイトのおすすめ10選や、利用のポイント、メリット・デメリット、注意点などを詳しく解説します。

この記事を参考にしていただければ、あなたにぴったりの一括査定サイトが見つかり、高く売るコツも理解でき、希望通りの売却に向けての一歩が踏み出せます。

不動産の一括査定とは

不動産の一括査定とは、不動産の査定価格の算出を、一度の申込みで複数社に依頼できるサービスです。

不動産は価格によって売却開始後の購入検討者の反応や、お問い合わせ数が変わってくるため、適切な価格を設定しなければなりません。

つまり、査定は不動産売却が成功するかどうかを左右する重要なポイントなのです。

不動産のおすすめ一括査定サイト10選

不動産を売却する際のおすすめ一括査定サイトは以下の10サイトです。

※一括サイト名をクリックすると詳細へジャンプします

すまいValue

すまいValueは不動産大手である以下の企業が運営している一括査定サイトです。

• 小田急不動産
• 住友不動産販売
• 東急リバブル
• 野村不動産ソリューションズ
• 三井のリハウス
• 三菱地所ハウスネット

大手不動産会社だからこその豊富な売却プランやサービスを利用でき、サポート体制が充実しています。

大切な不動産の売却を安心して任せたいという方におすすめです。

対応エリアは全国ですが、エリアによっては店舗がないため利用できません。主に都心の不動産に強いのがすまいValueの特徴です。

一戸建てやマンションに限らず、ビルやアパートといった全ての不動産に対応しています。

参照元：すまいValue

イエウール

イエウールは大手不動産会社・中堅不動産会社だけでなく、地域密着の不動産会社まで数多くの不動産会社が提携しているため、全国各地の不動産査定に対応しています。

提携社数が多く幅広いエリアに対応しているのが特徴です。

イエウールではクレームが発生するような悪質な不動産会社とは提携しないシステムを導入しています。

また幅広い不動産に対応しているため、日本全国どのエリアでも安心して査定を依頼できます

参照元：イエウール

すまいステップ

すまいステップはイエウールと同じ運営会社である株式会社Speeeが運営する一括査定サイトです。

イエウールよりも提携社数が少ないのは、厳しい審査条件を満たす企業を厳選しているためです。

• 住友林業ホームサービス
• 京王不動産
• 近鉄不動産など

すまいステップでは大手・中堅会社の質の高いサービスを受けられますが、提携社数が絞られているため、対応できないエリアもあります。

また同時依頼社数が4社と、他の一括査定サイトと比較すると少なめです。

参照元：すまいステップ

SUUMO売却査定

SUUMO売却査定は、株式会社リクルートが運営している一括査定サイトです。

テレビCMなども数多く放送されているため、既に知っている方も多いでしょう。同時依頼者数は10社と、一度に多くの不動産会社に査定依頼ができます。

大手不動産会社から地域密着の不動産会社まで幅広く提携しているため、全国の不動産に対応可能です。

しかしながら、査定依頼は「マンション」「一戸建て」「土地」から選択できないため、倉庫、工場、農地のような特殊な不動産の場合は他の一括査定サイトを利用する必要があります。

参照元：SUUMO売却査定

LIFULL HOME’S

LIFULL HOME’Sは、株式会社LIFULLが運営する一括査定サイトです。

全国の提携社数は3,400社を超えているため、全国の不動産の査定依頼ができます。

またマンションや一戸建て、土地だけでなく、投資用物件や倉庫・工場といった幅広い不動産に対応しています。

さらに匿名で査定依頼ができるため、まだ具体的に売却を考えている訳ではない方や、営業をかけられたくない方にもおすすめです。

参照元：LIFUL HOME’S

リビンマッチ

リビンマッチはリビン・テクノロジーズ株式会社が運営する一括査定サイトです。

提携社数が数多いため、全国の不動産に対応しています。

不動産の査定・売却だけでなく、買取やリースバック、土地活用といったさまざまなプランを相談できるため、不動産の処分に悩んでいる方にとっておすすめのサービスです。

査定依頼もチャット形式でできるため、どなたでも気軽に利用できます。

参照元：リビンマッチ

HOMU4U

HOME4Uは株式会社NTTデータスマートソーシングが運営する一括査定サイトです。

2001年からサービスを提供しており、他の一括査定サイトと比較しても歴史のあるサービスです。

全国の実績のある不動産会社と提携しているため、質の高いサービスを受けられます。

官公庁などでも採用されている個人情報システムを作っているNTTデータグループであるため、個人情報のセキュリティ面にも安心してサービスを利用できます。

参照元：HOMU4U

RE-Guide

RE-Guideは株式会社ウェイブダッシュが運営する一括査定サービスです。

提携社数は800社と他のサイトと比較し少なめではありますが、サービスを開始してから16年目の実績のあるサービスです。

マンションや一戸建てだけでなく、事務所や店舗ビルまで幅広い不動産を査定しており、エリアも日本全国で対応しています。

Yahoo！アカウントと提携しているため、アカウントを持っている方であれば個人情報などの入力に手間がかかりません。

参照元：RE-Guide

マンションナビ

マンションナビは、マンションリサーチ株式会社が運営する一括査定サイトです。

他の一括査定サイトと異なる点は、対応不動産がマンションのみである点です。

マンションに特化していることから全国のマンション情報にアクセスでき、査定依頼をせずとも「売買推定価格相場」をチェックできます。

流通量や価格変動についても多くのデータを集めているため、マンションの売却を検討している方におすすめのサイトです。

参照元：マンションナビ

イエイ

イエイは、セカイエ株式会社が運営する一括査定サイトです。

地域密着の不動産会社から以下のような大手企業まで幅広い不動産会社に査定依頼ができます。

• 大成有楽不動産
• 大京穴吹不動産
• 住友林業ホームサービス

また、サイト全体の質を向上させるために、クレームの多い企業や悪質な企業の提携を解除する制度を設けています。

さらに、他にはないサービスとして「営業のお断り代行サービス」を導入しています。

そのような方でも営業のお断り代行サービスがあるため、気軽に利用できます。

参照元：イエイ

不動産一括査定のメリット

不動産一括査定のメリットは以下の2つです。

それぞれについて解説します。

無料で査定できる

一括査定では不動産会社に直接査定を依頼するのではなく、各不動産会社の窓口となっている一括査定サイトを通して申込みますが、その際に料金は発生しません。

一括査定サイトは加入している不動産会社がお金を出し合って運営しているケースが多いため、利用者は無料で利用できるのです。

また、一括査定後に不動産会社に売却を依頼する際にもお金はかかりません。

不動産会社の仲介手数料は成功報酬であるため、売買契約が成立してからでなければ報酬を受け取れない決まりになっています。

一度に複数社に査定を依頼できる

本来であれば複数の会社から査定をしてもらうには、自分で不動産会社を選び、それぞれに問い合わせをしなければなりません。

しかし、一括査定を利用することでそのような手間をかけずに査定を依頼できます。

不動産を売却する際には1社のみの査定では、その査定価格が高いのか安いのかの判断ができません。

相場よりも高い場合には、なかなか売れずに販売に時間がかかりますし、相場よりも安い場合には、金銭的に損をしてしまいます。

不動産売却を成功させるためにも、一括査定を利用し、複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。

不動産一括査定のデメリット

不動産一括査定のメリットがわかりましたが、利用する際のデメリットについても理解しておきましょう。

不動産一括査定のデメリットは以下の2つです。

それぞれについて解説します。

査定依頼後の対応が忙しい

一括査定サイトで複数社に査定依頼をした後は、不動産会社への対応で忙しくなってしまうケースがあります。

特に査定依頼時に入力した項目に不備がある場合などは、不動産会社も正確な査定ができないため、確認の電話やメールが来ます。

例えば以下のような内容です。

• 住所が途中までしか入力されていない
• マンションの部屋番号が記載されていない
• 登記簿面積なのか壁芯面積なのかわからない

不動産は建物と道路の位置関係や、方位、面積によって査定価格が変動します。

より正確な査定をしてもらうためにも情報は余すことなく伝えましょう。

不備があった場合、5社に一括査定を依頼しているのであれば、5社とやり取りをしなければならないため、対応に追われてしまいます。

営業をかけられるケースがある

不動産会社は無料で査定をするとはいえ、仕事の一環であるため利益に繋げなければなりません。

複数社への査定依頼は既に他社との競争になっているのです。

そのため、査定依頼があった瞬間に電話をかけて挨拶をしたり、アポイントを取ってきたりするケースがあります。

直接会って話を聞きたいと思うか、まずはメールや電話でのやりとりを希望するかは人それぞれですが、営業をかけられるケースがあることは覚えておきましょう。

また、一括査定時の営業としてよくあるのは「訪問査定」をしたいという依頼です。

不動産の査定には大きく分けて2種類の査定方法があります。

• 机上査定：不動産のデータや周辺の取引事例を参考に机上で算出する
• 訪問査定：実際に不動産を見て、机上査定よりも具体的な数値を算出する

訪問査定は実際に不動産を見て査定するため、机上査定よりも実際に売却できる市場価格に近い価格を算出できます。

また、より具体的な売却方法など、不動産の個別性に合わせた提案をしてもらえるでしょう。

正式に不動産を売却する際には、訪問査定をしたうえで売却価格を決めた方がいいですが、一括査定のタイミングで訪問査定を行うかは人それぞれです。

複数社と日時のやりとりをして、自宅を見てもらうのが面倒・不安という方は、まずは机上査定を依頼しましょう。

不動産一括査定サイトで比較すべきポイント

不動産一括査定のメリット・デメリットがわかりましたが、一括査定サイトは複数あるため、どのサイトを選べばいいのかわからないという方も多いでしょう。

不動産一括査定サイトで比較するべきポイントは以下の4つです。

1. 登録されている不動産会社の数
2. 一度に査定を依頼できる数
3. 信頼性
4. 得意エリア・得意物件

登録されている不動産会社の数

1つ目のポイントは登録されている不動産会社の数です。

一括査定サイトは一度で複数社に依頼できるのがメリットであるため、登録されている不動産会社の数が多いほど選択肢が豊富になります。

しかし、単純に多ければいいという訳ではありません。大手不動産会社や中堅不動産会社のように社名を聞いたことがある会社が登録されているかも確認してみましょう。

規模の大きな会社はコンプライアンスなどもしっかりしているため、そのような会社が登録していることで、サイト全体の安心感にも繋がります。

一度に査定を依頼できる数

2つ目のポイントは一度に査定を依頼できる数です。

一括査定サイトであっても一度に依頼できるのが3社程度であれば、一括査定サイトのメリットを最大限に発揮できません。

目安として一度の査定依頼で5社以上に依頼できるサイトがおすすめです。

なかには無制限に依頼できるサイトもありますが、あまりに多すぎると収拾がつかなくなるため注意しましょう。

信頼性

3つ目のポイントは信頼性です。

不動産は高額な取引になるため、信頼できる不動産会社に依頼しましょう。

しかし、不動産一括査定サイトは数多くあるため、なかには質の低い不動産会社も混ざっている可能性があります。

一括査定サイトは、運営会社や過去の実績、利用者の口コミ・評判などを確認したうえで利用しましょう。

得意エリア・得意物件

4つ目のポイントは不動産会社が得意としているエリアや物件です。

売却したい不動産のあるエリアによっては、一括査定サイトが対応していないケースもあります。

一括査定サイトを利用する際には、そのエリアに対応しているかどうかを確認しましょう。

有名な会社で選ぶのではなく、エリアを熟知している地域密着の不動産会社に依頼するのも1つの手段です。

また、一括査定サイトによって「一戸建てが得意」「マンションが得意」といったように得意としている物件が異なります。

売却をスムーズに進めるためにも、自身の不動産に合ったサイトを選びましょう。

一括査定サイトを利用して1円でも高く売却する方法

各不動産一括査定サービスの特徴がわかったところで、ここからは一括査定サービスを利用して1円でも高く売却する方法について解説します。

不動産は不動産会社によって査定額が異なります。

自身の不動産の特徴を踏まえ、少しでも高値で売却できるように工夫しましょう。

主な方法は以下のとおりです。

• 売却する意向を伝える
• 売却理由を明確にする
• 修繕履歴などを漏れなく伝える
• 複数社に相談している旨を伝える
• 信頼できる担当者を見つける

それぞれについて解説します。

売却する意向を伝える

不動産会社は査定も仕事の一環であるため、査定をきっかけに最終的には売却を任せてもらいたいと考えています。

そのため「売却するつもりはないが、査定金額だけ知りたい」という状態では不動産会社のモチベーションが下がってしまいます。

場合によっては精度の低い査定をする会社もあるでしょう。より正確な査定を知ったうえで売却をしたい場合には、売却する意向をしっかりと伝えた方がお得です。

もし、査定額だけを知りたいのであれば、匿名で利用できる一括査定サイトなどを利用するのもいいでしょう。

売却理由を明確にする

不動産を売却する方のなかには、離婚による売却などあまり他人に知られたくないケースもあるでしょう。

しかし、売却理由は不動産の販売プランにもかかわってきます。

より高値で売却したいのか、より早く売却したいのか、などによって査定価格も変わってくるため、売却理由は明確にしましょう。

修繕履歴などを漏れなく伝える

修繕履歴などを漏れなく伝えることで、より高値での売却が期待できます。

築30年の一戸建てであっても、リノベーションをしている一戸建てとしていない一戸建ての査定価格は異なります。

設備の交換など細かな部分でも漏れのないように伝えましょう。

複数社に相談している旨を伝える

査定を依頼する際には、複数社に相談している旨を伝えましょう。

不動産会社は売却を任せてもらえるか他社との競争でもあるため、複数社に相談していることがわかれば、より力を入れて査定や売却プランの提案を行います。

競わせているようで気が引けると感じてしまう方も多いですが、少しでも高値での売却をしたいのであれば、不動産会社を競わせるのも1つの手段です。

信頼できる担当者を見つける

複数社に査定を依頼する中で、信頼できる担当者を見つけましょう。

不動産売却が成功するかどうかは、会社の看板だけでなく担当者の能力にも左右されます。

その不動産にあった最適な売却方法を提案してくれるか、交渉が上手かといった視点で信頼できる担当者を見つけましょう。

不動産売却は多くの場合、買主から価格の交渉が入ります。

より高値で売却するためには、価格交渉が入らないような魅力的な営業をしてくれる担当者に依頼する必要があります。

一括査定で気を付けるべきこと

不動産を少しでも高く売りたいというのは多くの方が考えることですが、一括査定では気をつけるべきこともあります。具体的には以下の4つです。

1. 査定額に騙されない
2. 連絡手段の希望は事前に伝える
3. 経験豊富な不動産会社を選ぶ
4. 匿名での査定はしない

それぞれについて解説します。

査定額に騙されない

不動産会社にとって一括査定は他社との競争でもあるため、他社よりも高い金額で査定をし、売却を任せてもらおうと考えている会社もあります。

誰しも高い査定をしてもらうのは嬉しく感じますが、相場より明らかに高い金額では買い手が見つからずに売れ残ってしまう危険性があります。

査定額の高さで選ぶのではなく、査定額の根拠に納得できる会社に依頼しましょう。

複数社に査定を依頼する中で、明らかに高い査定額があった場合には注意が必要です。

連絡手段の希望は事前に伝える

不動産会社によっては、査定を依頼した瞬間に電話をかけてくる会社もあります。

10社に依頼をして10社から一斉に電話がかかってくる可能性もあるでしょう。

電話の方がやりとりしやすいのであれば問題ありませんが、電話をしたくない方は一括査定の申し込みフォームで「メールでのやりとり希望」など、一言添えておきましょう。

経験豊富な不動産会社を選ぶ

より正確な査定価格を知るためにも、経験豊富な不動産会社を選びましょう。

不動産売却では不動産会社がそのエリアを熟知しているか、過去に同じエリアや同じマンションで取引をした実績があるかが重要です。

過去に同じエリアで何度も取引している場合、購入検討者のリストを数多く抱えています。

不動産会社の勢いや熱意だけでなく、実績から判断しましょう。

匿名での査定はしない

不動産の売却を検討しているのであれば、匿名での査定はおすすめしません。

不動産会社からすると匿名での査定は「査定価格を知りたいだけ」と判断されてしまい、精度の高い査定をしないケースもあります。

真剣に売却を検討しているのであれば、実名で査定を依頼しましょう。

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まとめ

この記事では、以下の内容を解説しました。

• 不動産の一括査定とは不動産の査定価格の算出を一度の申し込みで複数社に依頼できるサービス
• 不動産の一括査定サイトのオススメ10選
• メリットは無料で複数社に依頼できる点
• デメリットは査定依頼後の対応が煩雑で営業されるケースがある点
• 一括査定サイトを利用して高く売却するには売却理由などの十分な情報提供が大事
• 一括査定サイトで気をつける点は経験豊富な不動産会社の選択

不動産売却は査定から始まります。不動産売却を成功させるためには、質の高い不動産会社に売却を依頼しなければなりません。

この記事を参考にしていただき、ご自身のニーズにあった一括査定サイトを通して査定を依頼してみましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。